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つなぐキッチン　そらのいろ 訪問記

大阪市住之江区西住之江にあります「つなぐキッチン　そらのいろ」さんをご紹介致します。
食生活アドバイザー2級を取得している店主の村田さんが一人で切り盛りしているお店です。無農薬玄米と顔の見える生産者さんから直接仕入れたお野菜をたっぷりと使った「暦ごはん」は税込1,500円でかなりのボリュームです。
村田さんのモットーは、「そらのいろから家庭の食卓を変える」です。
中学生だった村田さんがあるマンガに影響を受けて、大阪で箱寿司を作る職人になると決めたのですが、お母様より高校は出てと言われて、高校卒業後大阪で調理師専門学校に入りましたが、住み込みで働きながら調理師学校に通い、寿司職人になるはずでしたが、当時職人の世界は男社会で、面接で断られる事が続いていました。住之江区にある酒菜屋さんで働かせてもらうようになり、その後ご結婚、食に注意しだしたのは娘さんのご出産後に娘さんのアレルギーがきっかけでした。
アレルギーを避けるため裏の原材料表示をよく見るようになると、「なにこれ」と知らないカタカナ文字がたくさん、調べれば調べるほどこれは危険なのではないかと気づきました。
その後あるオーガニックな会社さんで数年すごし、社内でやりたい事がなかなか進まない葛藤があり、悶々としていると、最初の酒菜屋さんのご紹介で現在の地にお店を構えるようになり5年が経ちました。
今年はコロナの自粛期間はお店を閉めていたので、自粛明け以降常連様より「ここしか安心して食べに行くところがなかったから嬉しい」とおっしゃって下さるお客様や、「そらのいろ」さんでの食事がきっかけで、家庭の調味料を見直して下さった方、お店と同じ調味料に変えて健康診断の数値が去年よりも改善した方など、様々な常連様がいらっしゃいます。
これからも、「そらのいろ」がきっかけでお母さんの意識が変わって、お母さんが作るごはんが変わって、家庭の意識が変わるきっかけになりたいと熱く語って頂きました。
「そらのいろ」さんのお料理は余分な調味料は使わず伝統製法で作られた無添加の塩、みそ、みりん、お酢、塩こうじなどで野菜のおいしさを引き出します。そして、一つ一つの仕事は丁寧なのが出てくるお料理から感じられます。是非ご予約の上、一度行ってみて下さい。