食エステ専門店FTBドリームファクトリー

食エステ専門店FTBドリームファクトリー

ジャンル 農業生産者
兼加工品製造
住所 大阪府堺市東区石原町4丁目376
TEL 090-9874-9723
メール drry.jessica@gmail.com
SNS https://www.facebook.com/drry1/
ネットショップ https://drry.base.ec/
特徴 自然循環農法の少量多品目栽培から加工流通まで一貫。週末は全国各地のマルシェやファーマーズマーケットなどに出店し、移動販売を行う。食エステシリーズの純植物性ハリラスープやハーブソーセージ、ピクルスなどの加工品も販売する。
主な農産物
栽培方法
購入先 産直市場よってって てんしば店
creema(クリーマ:手作り品通販サイト)
全国各地のマルシェやイベントに週末出店
(現在新型コロナウイルスの為自粛中)
備考 FTB(Fun Taste Beauty)

 

野菜を売らない農家。農業は作るだけでなく、どう売るのか?が大切

47歳の時、レストランのオーナーシェフから農家へ転身

大阪市住吉区在住の小松勝治さん。堺市東区にある畑で、かなりの種類のハーブや果樹、西洋野菜、珍しい所ではバナナを育てている。
大阪で、10年以上オーナーシェフをしていたレストランから農家へ転身したのは47歳の時。こだわりの食材を仕入れていたそうなのですが、時期によって欲しい野菜が入手できなかったり、味に当たり外れがあったりしたので、だったら自分で作ってしまおうと思ったのと畑さえあれば、何とかなるとそう思いレストランを閉めてしまいました。
すぐに市の農政課へ行くが、担当者はそっけない。「これまで全く農業をしたこともない人が、いきなり農地を借りたいなんて言っても、そんなに簡単じゃないですよ」と門前払い。簡単じゃないことはわかっていました。だからどうしたらいいのか教えてもらいたくて行ったのですが・・・。
次に向かったのはハローワークで、農業の職業訓練校があることを知りました(現在は閉校)。そこでは農業経営者が講師で、農業の基礎知識や栽培、流通、消費までのビジネスの仕組み、法制度、マーケティングなどいろいろと教えてもらいました。卒業後、小松さん自身も3年ほどそこで講師を務めたりしていたが、いろいろなご縁で現在の畑を借りることになりました。

小松さんの畑はまるでハーブ園。土壌は人間の腸内環境と同じだと捉え、善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスを整えるべく、菌たちの餌となる良質の有機物で土づくりを行う。農薬は、一切使いません。雑草には雑草の役割があると考え、貴重な資源でもあります。セイヨウニンジンボク、アロニア、シーベリー、ユキノシタ、セントジョーンズワート、ハックルベリー、オレガノ、セージ、レモングラス、キャロブ、パースニップ、フィンガーライム、カレーリーフ、タラゴン、サルシファイ、ホオズキトマト、落花生(ルビー、黒、おおまさり)、オカノリ、ビーツ、スイカ、メロン、ショウブ、バナナウリ、スベリヒユ、食用タンポポ。とくに珍しいものでは、パイナップル、バナナ、バナナは去年産直市場よってって てんしば店で販売されました。国内産の完熟バナナはまずお目にかかることはないので大変珍しく、良く売れてました。今年はバナナの種類を増やし食べ比べして頂けるように思っておられます。また、昨年は田んぼもチャレンジされ、てんしばやすみすみマルシェで、マコモダケはよく売れていました。

ネットやマルシェなどの対面で売る

ハーブや野菜を料理で自分がどれだけ使うのかを把握しているので、畑の農作物を活かすことができています。販売ルートは、creema(スマホで売買できる産直アプリ)や産直市場と、対面販売するマルシェやファーマーズマーケットなど。販売だけではなく、畑でヴィーガン、薬膳、メディカルハーブ等の講習会を開催することもあります。去年はコロナでなかなかイベントがなく営業形態も変わらざるを得ないのですが、今までは平日は畑、週末は食エステを広めるべく、全国各地へ出かけていました。
加工品のレシピは、元シェフだった小松さんのオリジナルで、食材は自社の有機農園産という商品コンセプトを伝える。
お客さまが家に帰ってから家族や友人と「美味しかった、楽しかった」と話題にあげて、記憶に残るような仕掛けをつくれるよう、日々アイデアを練っています。
土がある限り、農業はやろうと思えばどこでもできると思います。10代後半で渡航し、貿易商やデザイナーをしながらアジアの国々を渡り歩いてきた小松さんだからこそ、言える言葉なのかもしれない。どんな場所でも、そこに土があれば耕して、野菜を作る。できた野菜は、美味しく料理して、たくさんの人に食べてもらい、幸せになってもらいたいと願っている。日々の農作業は、とても忙しいのでちゃんと休みもとる。とくに、冬は畑を休ませる必要があるため、自分自身も休暇をとって奥様と旅へ出かける。「自分がつくったもので誰かが喜び、笑顔になってくれることが嬉しいです。つくる人と食べる人が、お互いに愛にあふれてハッピーになれるようなLove-Loveな関係でいたい。と語る。これからもアイデアとそれを形にする実行力を磨き、自分のブランドを確立していきたいと思っています」と熱く語られた。

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