安心・安全でおいしいお茶を 手から手へ
京都の南をゆったりと流れる木津川のほど近く、自然豊かな里山にある「森井ファーム」さん。
今から7年前にイベントでの出店販売を始めました。これまでは買って下さっているお客様の顔は見えませんでしたが、対面販売をする事で、お客様の生の声が聞けることを知り、お客様が安心安全なお茶を求めていることに気づきました。そして大きな決断。今までとは全く違う農薬や化学肥料などを使わない自然栽培でのお茶づくりを始めたのです。ひいおじいさんから受け継いだ小さな茶園で、ご夫婦ふたりで心を込めたお茶づくりに励んでおられます。
お茶の栽培は、冬の時期に栄養をしっかりとためるので、収穫は春だけにしました（夏に紅茶用を少し）。収穫後はすべての葉を落としてあげることで、病気を防ぎます。新芽を吸う害虫もいるのですが、葉を落としてしまうことで、害虫被害にも遭いません。
おすすめは、かぶせ茶。覆いをかぶせて、日光によるカテキンを発生させない手法。ひと手間かかりますが、こうすることでうま味や甘みが増すのです。
「安全でおいしい」を忘れずに作り続けていきたいという森井ファームさん。お茶の木の強さ、自然の強さを感じることが面白いともおっしゃいます。「手から手へ」お届けする形を選んだからこそ、お茶の作り方が変化したわけですが、「一番に心を変えることが大切と違いますか」というお言葉がとても心に残りました。
店舗は持たず、京都を中心に、手作り市やハンドメイドイベントなどで活動中。ネット販売もしていますので、森井ファームさんのこだわりのお茶で一服しませんか。
